嘘の戦争(全10話)の最終回をみたネタバレ感想

嘘の戦争、タイトル通りに嘘つきまくりです。
嘘で復讐をする一ノ瀬浩一のキャラが良かったです。
話が進むにつれて、嘘が大きくなっていくので、よくバレないなと思いながら見ていました。

嘘の戦争(全10話)の最終回をみたネタバレ感想

黒幕の仁科興三の家族との関係も何だかもどかしさがあり、良かったと思います。

最初から仁科興三と隆に怪しまれていたので、どのようにドラマが進んでいくのか予想がつきませんでした。

しかし、仁科家に近づきながらも、自分の家族を殺した関係者に次々と復讐をして真相を解明していきます。

復讐の内容も誰一人として死ぬことなく、しかし社会的地位が無くなるようにしているのでとてもすっきりして面白かったです。

詐欺師の中でも騙し合いがあったり、浩一とハルカと楓の三角関係があったり、見どころがたくさんあります。

特に最終話の終わり方はすっきりしました。
どんなことをしても浩一に謝ることをしなかった仁科興三。娘の楓を人質にしても謝らないなんて、ちょっと驚きました。
しかし、楓が拘束されている小屋を爆発した時にやっと謝りました。

そこまでしないと謝らないのかとちょっと思いましたが。何だか、復讐をしながらも仁科家がまたひとつになれたような感じで、復讐で仁科家は幸せになれたように思います。

嘘の戦争(全10話)の最終回をみたネタバレ感想

『嘘の戦争』もいよいよ最終回に突入し、どうなる事かと固唾を呑んで見守る事となりましたが、恐らく私を含めて多くの視聴者が予想だにしなかった結末を迎えたのではないでしょうか。

それと言うのも、一言に『復讐劇』と言えば何処までも暗く、仄暗い憎しみや絶望に怒りと言った悪感情しか生まれないと言った固定概念があった事と、これまでの展開からも分かるように誰もが救われない何とも言えない後味の悪い最終回を迎えるのではないかと予想していました。

が・・・そんな予想を裏切る「そしてあなたも騙される」と言った最終回の予告で触れられた言葉の通り、放映中に何度も視聴者を騙そうとする海外ドラマの詐欺師集団による「種明かし前」でも見ているのではないかと思うような演出も多くあり、特に驚かされたのがこの物語の締めが復讐劇であるにも関わらず、登場人物達が見せる多くの「笑顔」で締め括られたと言う事です。

最後に笑わなかった、笑えなかったのは罪深いと言える者に限られ、これまでずっと会社や家族を守る為に浩一と対立していた隆や二科家の子供達や、浩一の人間性を取り戻す一因となった恩人の守に、浩一を裏切ったユウジやユウジに言われて録音データを抹消したカズキも、浩一の相棒だからと得意気に口にしたハルカの誰もが笑顔を見せ、そして最後に浩一もまた名前を変え日本から離れた地で笑って終わったと言うのが、とても印象に残っています。

そこで思ったのが、もしかするとこの『嘘の戦争』は復讐劇等ではなく「一ノ瀬浩一」と言う偽名を語る一人の詐欺師の「成長録」を描いた作品だったのではないかと思いました。

何故なら、それまでは終ぞ復讐を目的としてきた浩一が本来持っていただろう人間らしさを取り戻し、誰かを恨み続けるのは疲れるから、生きていれば嘘を吐く事もある。

嘘も吐き続ければ何時か真実になると語った心境の変化を描いている事。

そして本当に二科家への復讐を終えた事からも、これは一見して見れば『復讐劇』に見せ掛けた手の込んだ作品だったのではないかと思ったからです。

最終回まで試聴して思った事は、復讐劇と言った展開が嫌いな人でも、一話から最終話までをなぞれば騙された!と感じられる面白い作品なのではないでしょうか。

これによって人生が転落した人も居るには居ますが、全ては因果応報、与えられるべくして与えられた罰も描かれていると思えば抵抗なく観られるかもしれません。